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【こころの薬81】 幸運を招く日常行動 

今回もちょっと長くなります。すいません。


貫禄

短い人生、いかに楽しく健康に、幸福な毎日を送るか…
先月このブログで、中村天風哲学について、その一端をご紹介しました。
(6月7日 http://drumscotom.blog29.fc2.com/blog-entry-3287.html)

「蒔いたとおりに 花が咲く」
自分のこころに、
毎日のように、腹が立つ、悲しくてつらい、苦しいという悲観の種をまきつづけると、
いつしか自分の周りに腹が立って、悲しくて苦しい、不幸なことばかりが目立つようになる。
逆に、いつも、面白い、楽しい、元気でワクワクするという楽観の種をまきつづけると、
だれでもいつしか、必ず幸福な境涯に恵まれるようになる。

ところが多くの人は、楽しくて健康な人生を望みながら、
まったく不用意に、自分の心に不幸の種や不健康の種を蒔き続け、
蒔いた通りの結果となって、自分の人生の不運を嘆くことになる。

では、毎日の心の持ち方をどうコントロールすればいいのでしょうか?
きょうはそのつづき。

「こころに積極の種をまきつづけ育てる」

天風先生は、「積極一貫」 こころを常に積極的に保つようにするために、
少しでも消極的なものは不用意に取り入れない、
また心の中の消極的なものを追い出すことが大切と説いてます。

そのために、日常のこころのコントロールで大切な行動として、

【三勿 さんこつ】、
【言葉づかい】、
【寝ぎわのこころがけ】
【目ざめ時のこころがけ】

をあげています。

今回は、【三勿】と【日常の言葉づかい】を取りあげてみましょう。



【三勿】(さんこつ)

「今日一日、怒らず、怖れず、悲しまず」

幸福な人生を送るためには、
まず毎日の日常生活で、
⚫︎怒ることなかれ、
⚫︎怖れることなかれ
⚫︎悲しむことなかれ、
「3つの勿れ」に心がけようと説いています。

自分のこころに不幸、不運の種をまかないようにするためには、
一瞬たりとも怒り、恐怖、悲しみの感情を起こさないように心がける。


〇「不愉快・腹のたつこと」があったら‥

これまでの人生ロクでもないことばかり、腹が立つ。不愉快だ。
思うのは自由ですが、自分の心にゴミを貯めていくことに気づかなければ…
習いは性、
繰り返していると、マイナスなことばかりが目につくようになるから恐ろしい。

天風先生は言います。
「好きなソバを食いにいって、出るのが遅いと腹を立てながら食っている奴がいるねえ」
「明るい日差しの中で影ばかり探して、あそこが暗いと言っている奴がいるなあ」
そして、
「暗かったら窓を開けろ、日が射してくる」
と実にシンプルです。

そうはいっても、つい腹を立てることがあります。
そんなときは、
「いけねえいけねえ、つい腹を立て怒ってしまったが、
いまの俺は怒ることが心を消極的にすることを知っているだけましだ、
次は気をつけよう」
と考えればいいんだよ…
天風先生の教えは、あくまでも前向きで、しかも現実的です。


〇きょう1日怖れず

いわゆる「心配性」な人がいます。それも案外多い。

天風先生は
「取り越し苦労厳禁」
と戒めました。
現実に起こってもいないことを、もしそうなったら大変と、いたずらにおびえ怖れる…
それが自分の心をさらに消極的にしていく方がもっと怖ろしいぜと。

インテリの証として、「危機感」の強さを自慢するほど危険なことはありません。
ちょっとした兆候から将来の危険を察知する能力も大事ですが、
それが度を超すと、われわれのような凡人は、常に不安の種を探しまくるようになりやすい。
頭がちょっと痛いと脳に異常があるのじゃないか? 胃が痛いと癌じゃないか? 

特に近頃の「無菌グッズ」の氾濫は、ちょっと滑稽です。
食卓を布巾で拭いて、雑菌を広げるCMを見かけますが、
むかしは、無菌グッズなどなかったのに、子供は元気でした。
ところが今は、アトピーだなんだとひ弱になっているように思えます。


〇「悲しむなかれ」

日本人はウエット、悲しいことにも敏感です。
「悲しみの共感」があってこその人間味、ということに多くの人は疑問を持ちません。
たしかに「お気の毒に」「かわいそう」と相手を思いやる気持ちは大切です。
ところが、
「悲しいこと」に共感しすぎると、自分のこころがどんどん消極的になっていきます。

「悲しいから悲しいと言って何が悪い!
あなたは人の気持ちを察することができないのか」

そんなときに、天風先生は、
「嬉しいことと悲しいことは心の中で同居しない。
悲しいときこそ、むりやりにでも、楽しいことを思え
といいました。

最近、海老蔵さんの奥さんが乳がんで2人の幼い子供を残して亡くなりました。
かなしいことです。
しかし、天風先生の「成功の実現」を座右の書としている海老蔵さんは、
自分のブログで、最愛の人の喪失をひたすら嘆くのではなく、
遺児との競演ぶりをつづり、悲しみを超えて明るい未来に積極的に向かっているようです。
ところが、それを読んだ人の中で「情愛に欠ける」とクレームがあったといいます。
贔屓の弾き倒し、こんな読者にはならないことです。

天風先生は、心に悲しみをもちこまないために、
「悲恋小説は読むな」とまで極端なことを言ってます。
それだけ、我々は、悲しみの共感に不用意に傾きがちだということです。


【言葉づかい】

天風先生は、こころを消極的にする次のような言葉を絶対に口にしてはいけないと教えました。

・困った、
・弱った、
・情けない、
・悲しい、
・腹が立つ、
・助けてくれ

これらの言葉を口に出すと、こころにマイナスの種がどんどん蒔かれていくからです。
言葉は「言霊ことだま」といって、心の奥底にたまるといいます。

天風先生は、
「ちぇ 暑いなあ、やってられない」と当たり前のように口にする人がいるが、
暑いと言って涼しくなるかい?
といいました。

私は、ご近所の方とのあいさつで、
「今日は暑いですねえ(だから嫌ですねえ)」と言われたら、
「ほんと暑いですねえ。おかげでスイカがもっと甘くなるでしょうねえ」と返すようにしてます。
雨の中タクシーに乗ると、
運転手さんから「こんな雨じゃあ大変ですねえ」と言われると、
「おかげでタクシーのありがたみが増すよ」と返すようにしています。

天風先生は言います、
「そうかっ!」と気づいた時が吉日。
たとえ余命いくばくもなくとも、「いまから幸福の種をまいても遅くはねえよ」と。

私は40代早々で天風先生の存在を初めて知り、「そうかっ」と気づいて実践30年弱。
楽しい毎日を過ごすことができるのも天風先生のおかげと感謝しきりです。

マルチンルターの名言
「たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える」じゃないですが、
マイナス要素を自分の心に入れず、幸福の種を積極的に蒔き続けるには、

その第一歩として、

日常生活での
「三勿」と「積極的な言葉づかい」
こそが基本中の基本ということです。

次回「こころの薬82」は、

・寝際の心がけ
・目ざめ時の心がけ

について取り上げる予定です。








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