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手配終了=ついに理想宮の旅に出かけます

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ずいぶん前(2009年)に、このブログで紹介した「シュバルの理想宮」は、
私の生き方に大きく影響を与えたものの一つ。

人生の中で、功利や損得勘定抜きで、
何の役にも立たないことに
夢中で打ち込む時間をもてたら幸せ。


ま、だれでもそう思いつつ、いつしか時が過ぎて…となりがち。


私は、岡谷公二さんの著書で、その存在を知ったのだが、

岡谷さんは
「3人の大無意識家」として、
シュバル、画家アンリルソー、作家レーモンルーセルをあげ、
シュバルの理想宮を自分の足で訪ねて、紀行文風のシュバル論として
「郵便配達夫シュバルの理想宮」にまとめている

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岡谷公二著「郵便配達夫シュバルの理想宮」 1992年 作品社刊 (2001年河出文庫)


理想宮は、フランス南東部オートリーブという小さな村にある。
100年ほど前に、建築とも芸術ともまるでご縁のない郵便配達夫シュバルが
独りで33年かかって造り上げた幅26m、高さ10mのモニュメント。

そもそもは、シュバルが郵便配達中に、石ころにつまずいて
その石を見たら、面白い形をしていたので、家に持ち帰る。
という間抜けな話が、理想宮を築くきっかけ。

20160610 cheva 12cm

素朴派芸術として、当時のシュールレアリスト(プルトン等)から
「霊媒的な建築と彫刻の異論の余地のない巨匠」と称賛され、
次第に訪れる人が増え、後に文化財として保護対象となった奇妙奇天烈な様式を誇る?
世界で唯一の素朴派の建築とよばれるまでになったことを、
シュバルさんは知るよしもない。

もっとも、完成前から、観光客がくるようになって、
シュバルさん、自慢げに案内していたとか。

20160610 Chval Palace 21cm 549651378386518

20160610 シュバルの理想宮1

断固たる無垢、
思いがけない統一感


エジプトの神殿、古代オリエントの建築、南海の楽園…
配達する絵葉書に描かれた異国の世界がシュバルの脳裏に刻み込まれ…
理想宮造営のイメージが次々に浮かんできて…

人間だれしもが、大なり小なり、生まれながらに持っている
「創造エネルギー」の無垢の成果として、
一生の間に一度はぜひとも訪れたいと思ってた。

フランスには10数回出かけていても、なにせ不便な場所にあるため
なかなか訪問機会がなかった。

昨年、台湾の台中にある黄じいさんの「虹の村」を訪ねて、
「よし、来年こそはシュバルの理想宮に行くぞ」と思っていたのだが。

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(台湾 台中「彩虹眷村」2015年)

たまたま、いま手掛けている本の編集が思いのほか手間取り、
気分転換が必要と、2週間ほどお休みをもらって、仕事を中断。

6月6日から、美食の街リオンに5日間滞在し、
その間に憧れの理想宮へ。
別の日は、フランスで一番美しい村のひとつペルージャも訪れて、
三ツ星レストランの元祖ポールボキューズも。

どうせならと、列車乗り継いで、ヨーロッパ最大の城塞都市カルカソンヌで2泊。
また列車を乗り継いでマルセイユに2泊。本場のブイヤベース食って…

個人旅行なので、
航空機やホテルはじめ、リヨン~カルカソンヌ~マルセイユの列車を予約…
いまは全部ネットでできる便利な世の中、本日、無事手配終了。

ああ、楽しみだなあ。

ちなみに7年前「シュバルの理想宮」を紹介したブログは、

part1
http://drumscotom.blog29.fc2.com/blog-entry-1052.html

part2
http://drumscotom.blog29.fc2.com/blog-entry-1081.html

おひまのある方はお読みください。

シュバルが建設を思いついた動機や建設過程、
協力者の2番目の妻など、いろいろ書いてます。









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Comments

by qvixo

camutsu

Comment#5535
  • 2016-05-24(Tue) 19:31:46
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