Contents

【台南PHOTO紀行4】 黄じいさんのシュールな虹村へ

台南から台北へ向かう途中、台中で下車、
郊外の彩虹眷村を訪れました。
最近、ナイーブアート(素朴派絵画)として注目されているスポットです。

20151120 ニジムラ 540DSC08479


20151121 台中 虹村 21cm 8234410921_81637945fd

20151120 虹村 350 DSC08496


かつて大量の国民党軍が中国本土から逃げて台湾に来たとき、
軍人用に建てられた集合住宅(眷村)
が老朽化し、取り壊してマンションに建て替えることになっていたそうです。

そこに住む黄さんという80歳代のおじいちゃんが、
住民が次々退去するなか、2008年のある日、ペンキと筆を買ってきて、
別に絵を習ったわけでもないのに、思いつくままいきなりカベにドローイング。
理由は、「退屈だったから描いた」。

20151120 台中 虹村 黄ジイサンの家 21㎝S

上は黄ジイサンの自宅。黄ジイサンは、夢中になって空き家になったカベに描きまくり、
いつしか、村の一角が「黄ワールド」に変貌したという次第。

20151120 nijimura 400 DSC08503


20151120 台中 虹村 DSC05636

これがPOPアートとして若者の評判になり、2010年に台中市長がやってきて、
「アート発信の観光地になるから、再開発計画を変更してこのまま残す」と決定。
いまや、黄じいさんの自宅で絵葉書まで売っている状況に。

20151120 ニジムラ 黄爺さんと 450 DSC08486

たまたま、えはがき売り場で、御歳91歳の黄画伯?にお会いしました。
絵葉書にサインをもらったり、一緒にパチリ。

それで思い出すのは、「シュバルの理想宮」。

フランス、リヨンから80kmのオートリーヴという村に住んでいた
フランスの郵便配達夫シュバルが、配達中に野原で拾った奇形の石灰岩を自宅に持ち帰り、
建築技術も絵を描くことも知らず、自分が配達していた世界各国の絵葉書の風景をもとに、
一人で思い描く理想宮を建設しはじめ、ついに奇妙奇天烈な建物を完成。

後にシュールレアリズムの芸術家やアンドレマルローが絶賛し、
「後世に残したい」と、国から維持費が出るようになったお話に、実によく似ています。

20151110 シュバルの理想宮 21㎝360

シュバルの理想宮については、2009年にこのブログでも紹介しましたが、
http://drumscotom.blog29.fc2.com/blog-entry-1052.html
訪れる観光客に、シュバルじいさんは、自慢げに絵葉書を売っていたそうです。

黄じいさんの虹村を訪れて、「よし来年こそは、念願だったシュバルの理想宮にいくぞっ!」
と思ったドラムスコでした。



スポンサーサイト

Comments

by qvixo

本当にシュバルだよね
いいなぁ!
今度ぜひ行きます

Comment#5496
  • 2015-11-23(Mon) 12:59:25
  • Mail
  • URL
  • Edit
by qvixo

黄爺さん、いいなぁ!素晴らしい発見ですね
このフォルム、色彩、どっかで見た感じがするんだけど
マヤ、インカのフォルムかな?
タペスリーとか絨毯にして飾りたいです

Comment#5495
  • 2015-11-23(Mon) 12:53:44
  • Mail
  • URL
  • Edit
Post a Comment
管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

トラックバックURLはこちら
http://drumscotom.blog29.fc2.com/tb.php/2849-f4efd6ca