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パスキン展に行ってきました

パナソニック汐留ミュージアムで開かれているパスキン展に行ってきました。

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1920年代に大活躍したエコールドパリを代表する画家の本格的な回顧展。
今回は、ドイツ在住の初期の作品から、パリに移住し人気作家となった1920年代の作品、
第一次大戦の戦火を避けてアメリカに滞在した時代も含む120点。

真珠のように輝く虹色を帯びた色彩は、「真珠母色(しんじゅぼしょく)」と呼ばれ、
おぼろげな、なにか切ないイメージが何とも言えない魅力。

幼い踊り子 1924 パリ市立近代美術館 16㎝ 
幼い踊り子 1924年 パリ近代美術館蔵

きりっとした目つき、左足の影、少女の右に置かれた花籠の色、いいですねえ。
真珠母色表現のはしりとなった代表作のひとつ。

二人の座る少女 1925 パリ近代 16cm
二人の座る少女 1925年 パリ近代美術館蔵

やはり、花籠のアクセントが憎らしいほど効いてます。
ぼんやり具合が素晴らしく、真珠母色そのもの。この作品がいちばん好きだったかなあ。

テーブルのリュシー 1928 個人蔵 16㎝
テーブルのシュリー 1928 個人蔵

モデルは、当代の人気作家が46歳で自殺する一因となった愛人のシェリー。これもよかった。
下の、彼の妻となる「エミールダビッドの肖像」と比べると、
愛人と別れられなかったのもわからないでもないねえ。

エミールダビッド 1908 グルノーブル
エミールダビッドの肖像 1908年 グルノーブル美術館蔵

パリに渡ったころ、フォービズムの影響がモロに出た彼の妻エミールの肖像。
後に確立した「真珠母色」と比べると、画家の変貌ぶりがよくわかる。

デキが気に入らなくて、なんと10数年間発表しなかった作品だそうな。
まだ結婚前の彼女がモデルというのに、おっかないものねえ。
「私、こんなキツイ顔なの?」なんて言われたんだ。きっと。

ミュンヘンの少女 1903 パリ市立近代美術館
ミュンヘンの少女 1903年 パリ近代美術館蔵

美術学校を卒業したばかり、18歳でこの表現。小さな作品なのに会場で確かな存在感。
やはりすごい才能ですねえ。彼が素描家として注目されつづけたのも、納得。


16年ぶりの本格的なパスキン展。おすすめですよ。
3月29日まで。
汐留パナソニックミュージアム(汐留駅から徒歩3分)
午前10時~18時。水曜日休館。

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