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【こころの薬69】 名経営者  飴さんのこと

きのうは飴さんの勉強会へ。
1年ぶりの再会でした。

20140729 飴相談役と 14㎝ 19160001

飴 久晴さんは、富山の電気部品メーカーCOSELの創業者。
といっても、一般消費財ではないので、会社の知名度は低いかもしれません。

年商200億円、従業員400人の一部上場企業。
何よりもスゴイのは、
25年連続で
経常利益20%以上をあげ続けている

ということ。
粗利益率じゃないですよ。
地方の部品メーカーで、25年間、ずっと経常利益20%は驚異的です。
それも中国やタイで造ってるわけじゃなく、国産。
特殊専門部品じゃなく、競争相手の多い汎用品。

なぜそんなことが可能なのか、一昨年7回にわたって飴さんを訪ね原稿を依頼し、
昨年春に、「ロバスト経営」↓として出版しました。

ロバスト経営

そこには、超高収益経営の理由が明らかにされているのですが、
取材を重ねるにつれ、経営者飴さんの魅力と凄さに圧倒されました。
仕事柄、世の名経営者に直接お目にかかることは多いのですが、
間違いなく、飴さんも名経営者のおひとりです。

裸一貫25歳で起業、2度の倒産危機を切り抜け、人づくり、モノづくりを徹底しながら、
外部環境の激変に即応できる「ロバスト経営」を推進、こんにちのコーセルを築いたのですが、
私がもっとも驚嘆させられたのは、
その身のフリ方です。

飴さんは、一部上場し業績絶好調の60歳の時、社長を退き代表権のない会長につきます。
後任社長を当時の役員の互選で選ばせ、ご自身は何の口出しもしなかったそうです。
その後継社長は、10年にわたって、20%の高収益を維持し、後継者にバトンタッチして会長に、
飴さんは会社から離れ相談役になりました。

私は、これまで千人以上もの社長と交流してきましたが、
このようなバトンタッチは皆無、聴いたことも見たこともありません。

ふつうは、「後継者がいないからしょうがない」と、70歳を超えて社長の座についたまま、
社長から会長になっても、「それは違う、俺ならこうやる!」と細かく口出し。
そんな社長の姿をしょっちゅう目にしてきました。。
苦労して築いた会社を、なかなか他人に任せられるものではありません。

ところが飴さんは恬淡として、「会社は私のものじゃないからねえ」と。
だから親族を会社に入れません。ご子息も他の会社のサラリーマン。
功なり遂げたいまも、秘書もいないしマイカー通勤して運転手もいない。

「引き際の美学」
口では何とでも言えますが、いざ実行となると…
立派な後継者が育っているか? 銀行が認めるか? 取引先が納得するか?
何より、これまでの生きがいを捨てられるか?
美学を妨げる心配事がいくつも出てきます。だからいつまでも引退できない。

「こんな激務、いつまでもやるもんじゃないよ」と飴さんはニヤッと笑います。
上の写真で見てのとおり、ひょうひょうとした雰囲気で、威圧感なし。
それがかえって、凄さを感じさせます。

そんな方々と親しくお付き合いできる仕事についた幸運、
これもまた天風先生の教えのおかげでしょうか。









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