「赤い部屋」 at エルミタージュ展

H.マチスの「赤い部屋」が東京に来ている。
かつてマチスの大規模な展覧会(1981年)でも、出展されなかった傑作のひとつ。
これを見るだけのため、国立新美術館の「エルミタージュ展」にでかけた。
かつてペテルブルグ(レニングラード)のエルミタージュ美術館を訪れたとき、
膨大なコレクションの割りに佳作や凡作中心で、意外に傑作が少なかった記憶がある。
それでも、マチスは、赤い部屋やダンスなどが、いまでも印象に強く残っている。
その「紅い部屋」、幅2メートル以上の大作で、
いかにもマチスらしいおしゃれな空間。大作なのに、隅々まで緊張感が走っていて、
青や緑が、赤の美しさを際立たせている。
「ああ、やっぱりいいなあ!」
平日の午後とあって、適度な込み具合で、ユックリ、たっぷり再会をたのしんだ。
もっとも、他の作品は駆け足で眺めるだけで十分。
レンブラント、ルノアール、ゴッホも、ほかにもっといい作品があるはずだが出展されていない。
今回印象に残ったのは、ヴァン・ドンゲン、セザンヌくらいか。
赤い部屋のフアンでなければ、中身の薄い展覧会だろうなあ。
そういや、10月にNYCメトロポリタン展もあるらしいが、
ゴッホの「糸杉」だけが目玉。
貸し出し作品の保険料だけでも膨大な額らしいので、
傑作ぞろいの展覧会は、なかなかむずかしいようで、ちょっと残念。
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Comments
by どら
<JUNさん
赤い部屋だけでも行く価値あり。
土日は混むようです。
<きほさん
マチスの構成力に圧倒されますよ。
by きほ
by JUN
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まとめtyaiました【「赤い部屋」 at エルミタージュ展】
H.マチスの「赤い部屋」が東京に来ている。かつてマチスの大規模な展覧会(1981年)でも、出展されなかった傑作のひとつ。これを見るだけのため、国立新美術館の「エルミタージュ展」...
tb#62
- 2012-07-04(Wed) 17:37:24
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