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【こころの薬60】哲学者とオオカミ

ある幼友達から1冊の本をもらった。
「哲学者とオオカミ」。

昨秋に愛犬を亡くしたドラムスコに、「いい本だから」と。

コシマキ(本についている帯)には、

「最も大切なアナタとは、
幸運が尽きてしまったときに残されたあなただ」。

気鋭の哲学者が仔オオカミと出会い、
共に生活してその死を看取るまでの脅威の報告。
野生に触発されて著者は思考を深め、
人間についての見方を一変させる思想を結実させる。

とあります。

哲学者と狼 本 11cm

この数年、PC編集で目を急激に老化させたドラムスコ、
取材で必要なビジネス書以外は、読書からまるで遠ざかっていたのですが、
タイトルに魅かれて読んでみました。

オスの狼ブレニンと哲学者マークローランズの11年に及ぶ共同生活。
そこから生まれた人生の真実とは…


Mark Rowlands and ブレニン 8cm

利害損得、正義・不正義、効率・非効率…
自分を有利に導くための、他人へのおもねり…
人間の知恵はたかだかこんなものにすぎない。

それを超越する理(ことわり)。
人知の奥にある「原始の智」ともいうべき、
宇宙の「真・善・美」。

天風先生は、
この宇宙は、生きるものすべてが幸福に過ごせるようになっている。
それなのに、人間という生き物の浅知恵で、
わざわざ不幸や不運や不健康を造り出している
といってましたが、
マークローランズは、オオカミとの共同生活から、
同じことを感じたのではないでしょうか?

もっとも、マークローランズは
「幸運が尽きたときが、最も大切なあなただ」とも言ってるから、
老子の「タオ」状況か?

哲学書の翻訳本は読みにくいし、斜め読みもできず、
オオカミとのいろいろなエピソードがなければ、
途中で放り投げていたかもしれません。
私も主人公ブレニンに感謝すべきなのでしょう。

我欲の害を気づかせる
オオカミの無私、非打算な振る舞い…


この本を読みながら、
愛犬LALAをどうしても思い出してしまいました。


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