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【こころの薬82】 中村天風哲学のキモとなる教え その2

私のご気楽人生の源となっている、
中村天風成功哲学

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いつも明るく元気で、幸せに過ごすための日常行動のありかたについて、
前回のこのブログで、
( 7月13日 http://drumscotom.blog29.fc2.com/blog-entry-3288.html )

【三勿 さんこつ】
【言葉づかい】

の2つの日常心得について述べましたが、
今回はそのつづき

【寝ぎわのこころがけ】
【目ざめ時のこころがけ】

について。


【寝ぎわのこころがけ】

知っているのと知らなかったのでは大違い!
私にとって、日常行動の中で、まず最初に実践しはじめ、
その後の効果てきめんだたった心得です。

毎日、寝床に入ったら寝付くまで
消極的なことは、心に一切持ち込まない


くだらないことを考えるくらいなら、
「今日一日、本当にありがとうございました。
本当にうれしく、ありがたく、これから休ませていただきます」
とつぶやけ、と。

ところがわれわれ凡人、寝ようと布団に入ってすぐ思い浮かぶことといえば、

「あの時、あの野郎、人を小馬鹿にした目つきで、
ちょっと慎重さが足りなかったのではなんて言いやがって。
ああく悔しい、何さまだ!思い出せば出すほど腹が立つ」
と、きょう一日の腹が立ったことを、わざわざ何度も反芻し、さらに悔しさを募らせる!

「みんなの前でのスピーチで上がっちゃって、予定の半分も言えなかった。
私はどんなに気の弱い性格なんだろう、情けない」とグズグズ、ウジウジ。

このように、寝床の中で、今日一日の行動を思い返し、
思い出せば出すほど、悲しい、腹が立つ、悔しい、情けないというような
消極的な自分のふるまいが気になって気になって…
寝るに寝られない
ということがあります。

逆に楽しかった、愉快だった、嬉しかったときは、
「ああ、嬉しかったなあ」と思い起こしながら、すぐに寝付いてグッスリ。
とはいえ、こんな明るい夜よりも、悔しくて、無念で…と寝付かれない夜が少なくない。


天風先生は、
寝際こそ、
こころのコントロールが大事
だとし、
消極的な感情を心に持ち込むことを厳禁しました。
「真綿にくるまれた生まれたての赤ん坊のような気持ちで寝るんだ」と。

「どうしても悔しい、悲しいという気持ちが出てきたら、
無理やりにでも楽しかったこと、嬉しかったことを思い浮かべるんだよ」
なぜなら
「心の中で、嬉しい気持ちと悲しい気持ちは同居しない」から。
悲しいことがあったら、過去のうれしかったことを思い浮かべて消してしまう。

「そんな都合よく?」と思われる方、
まず実践してみてください。
あら不思議、怒ったり悲しんでいるのがバカバカしくなりますよ。

さらに不思議なことに、
続けているといつの間にか、
寝際に、今日一日の不快なことや後悔することが一切頭に浮かばなくなります。
まさに「能天気」脳の完成!
 反省もないから、また同じ過ちを繰り返すことにもなるのですが…

もちろんこれも訓練。 
習うより慣れよといいますが、
誰でも、ひたすらつづけていくと
「気分転換の名人」になれます


そういうわけで、私は
「臥薪嘗胆 がしんしょうたん」という故事と正反対の生き方を選びます。

「この恨みを忘れないために、いばらの寝床で寝て、苦い熊のキモをなめ続ける」
強烈なマイナスエネルギーをため込んで、反発力に変える…
なんだか、お隣の国のハンの文化みたいですが。

これでは相手が味方に転じることはありません。相手を倒すまで、戦いがつづきます。
よしんば、相手を倒したとしても、後に残るものはなんでしょうか?

話がズレてしまいましたが、ハズレついでに、

天風先生、ある時の講話で、
「真綿にくるまれた生まれたての赤ん坊のようになって寝なさいと言ったら、
そのとおりにして、伯爵夫人になった人がいるよ。 いまそこにいる女性だ」
と紹介された人が、節子ドローラ伯爵夫人。
スイス在住だが、たまたま来日中に天風先生のお話を聴きにいらしてたそう。

バルチュスと節子ドローラ cf0920861

節子さんは、ご両親が天風先生のお弟子さんだったそうで、
幼いころから天風哲学を実践し、ポーランド貴族で20世紀最後の巨匠と謳われる画家バルチュスと結婚。
ヨーロッパ社交界で注目を集め、彼なきあと、いまもスイスの広大な山荘で暮らしている。

これも余談ですが、
私はバルチュス作品の大フアンで、日本で開かれるバルチュス展は欠かさず出かけ、
寡作で知られる彼だが、オリジナル版画を2点持っているほど。

あるとき、私の部下が節子さんの逸話を知って、スイスに住む節子夫人に手紙を出したら、
美しい字で丁寧なお返事を直接いただき、大感激していました。



【目ざめ時のこころがけ】

朝、起きるとすぐ、
鏡の前で一瞬でも笑顔になり
「今日一日、この絵顔を崩すまい」と自分に約束する。

ところが凡人は、
「あ~あ、きのう飲みすぎてひでえ顔だ」
「胃腸の調子が悪くて、お肌がアレアレだわ」で終わってしまう。

まずは作り笑いでも、笑顔になってみることです。
これが「三勿」の準備運動になる。

そして前夜の寝際に、
消極的になっていた自分を打ち消すために思い浮かべた
楽しいこと、積極的な気持ちを思い起こし、
「今日一日、怒らず怖れず悲しまず(三勿)だぞ!」
「今日一日、さらに積極的に明るく朗らかに過ごすぞ」と自分に約束する。

これを素直に、愚直に実践しつづける。
時間もおカネもいりません。

ジム通いして体を鍛え肉体改造、
エステ通いしてお顔のメンテ、
サプリ漬けで健康維持に時間とオカネを使っている方々…

肝心カナメの「こころのメンテ」をお忘れなく。

















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