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陶芸の新作 備前 火襷の中皿

20170618 備前 火だすき 21㎝ DSC01218

陶芸の新作は、備前火襷(ひだすき)の中皿(24cmX10cm)。
前回、備前火襷の中鉢の出来が気にいって、中皿に挑戦してみました。

本焼では、釉薬を用いずに、藁(わら)をたすき掛けにして、柄を出すのですが、
巻きつける藁の量や藁と陶器との触れる距離で、柄の出方が微妙に変化。
焼きあがるまで、絵柄が想像できない面白さがあります。

皿の中央に黒い丸柄が出ているのは、
アクセントをつけるために、そこだけに藁を固めて置いたから。


20170618 備前 火襷 21㎝  DSC01226

蒔いた藁が多すぎて、少し厚めに色が出ましたが、これはこれで使えそう。
白身の刺身やイカ刺しなんかが合いそうかな?

20170618 備前 火だすき 21㎝ DSC01225

こちらは藁の量が少なかった分、明るく出てますが、
皿に載せるものによって、使えそう。
串団子を5~6本乗っけたら、美味しく見えるかな?

それにしても、赤の発色がちょっときつめ。
ということで、別の皿で発色を抑えめに藁をゆるく縛って焼成してみました。

すると、今度は、

20170714 備前 火襷 21cm DSC02434


サッパリとしたおとなし目の柄が出て…
こっちのほうが備前火襷っぽいかなあ?
ちょっと上品すぎるか? 食べ物を乗せたら、これもいいか?

藁(わら)の締め加減だけではなく、焼成するときの気温や湿度によっても発色が違う。
なかなか、納得できるものが焼きあがらない。
陶芸は奥が深いなあ。

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「世界一美しい素描」 ダビンチ ミケランジェロ素描展

20170707 レオナルド少女の頭部 岩窟の聖母の天使のための習作》1483-85年頃20170331_00

世界で最も美しい素描といわれる
レオナルドダビンチの「少女の頭部」1483年ごろ 
が三菱1号館美術館に来ている。

さっそく、ルネサンスの2大巨匠の素描や書簡を中心に65点を集めた
「レオナルド×ミケランジェロ展」へ行ってきた。

上の「少女の頭部」は下の「岩窟の聖母の天使」のための習作だそうで
思ったより小さな作品。
それなのに、画面から溢れるような気品に驚かされる。

Leonardo_Da_Vinci_-岩窟の聖母の天使_(Louvre)
(右側の女性の素描。この絵はルーブル美術館所蔵 同じ構図がロンドンナショナルギャラリーにある)


20170707 ミケランジェロ レダと白鳥の頭部のための習作1530年頃 20㎝ 20170331_01

対比して展示されている、ミケランジェロの素描「 レダと白鳥の頭部のための習作」1530年ごろ。
当時はアトリエで働く男性がモデルになったそうで、たしかに中性的。
左にまつ毛を伸ばした女性っぽい眼のスケッチがおもしろい。

20170707 レオナルド老人の頭部1510年頃 18㎝0170331_09

ダビンチは弟子に、顔を描くときにその人の内面まで表現することを説いていたそうだが、
この「老人の頭部」1510年は、内面表現が素晴らしい。

20170707 ミケランジェロ 河神 21㎝ mikeleo_20170331_05

ミケランジェロは、作品を彫る前に、蝋で彫刻モデルを創り、
工房に示して石を大まかに削らせたという。 そのひとつ「河神」の彫刻モデル。1525年ごろ。

20170707 ミケランジェロ イサクの犠牲1535年頃 18㎝ 20170331_06

ミケランジェロの「イサクの犠牲」の習作。1535年ごろ。

他にも数十点の素描や書簡などが展示されているが、
なんと言ってもハイライトは、冒頭に紹介した2点。
これだけでも観に行く価値がある。

20170707 三菱1号館美術館 21㎝DSC02169

ところで会場の三菱1号館美術館は、もとの三菱銀行のレンガ造りの建物を改装したもの。
丸の内のど真ん中に、きれいな中庭ができていて、そよ風が吹いてきもちがいい。

20170707 カフェ1894 21㎝ DSC02186

美術館の建物にあるCAFE1894は、銀行の店舗を改造してCAFEにしているが、
高い天井のレトロな雰囲気はなかなかなもの。

20170707 Cafe1894 cafelate 17cm DSC02187

ここでカフェラテを飲むのが女性には人気なんだとか。
どうりで、回りは女性ばかりだったなあ。

なお、同美術展は9月24日まで。 1600円だったかな?









新作は期待以上の仕上がり! 備前火襷の茶碗

20170616 備前火襷 茶わん 正面 21㎝ DSC01286

陶芸を初めて、はや10年近く。
生来の粗忽さで、肝心なところで集中力を欠いて、
納得できるものがなかなかできません。

ところが今回の、備前火襷(ひだすき)焼きの茶碗。
期待以上の仕上がりに、思わずにんまり。

20170616 備前火襷 茶碗 21㎝ DSC01279

火襷は、本焼のときに釉薬を使わず、藁をまいて赤く発色させる技法ですが、
焼きあがってみないと、その発色効果がわかりません。

ところが、今回の茶碗、期待以上の発色
長くやっていると、ポテンヒットがあるものですねえ。


20170616 備前 火襷 茶碗 上 21㎝ DSC01290

見込み部分も、私に似ず上品な景色。

20170616 備前火襷 茶わん ヨコA 21㎝ DSC01331

側面のすっと引かれた一本の力強い線も、いいアクセント。
手彫りを加えた側面がいい景色を出してます。
この線が一番好きかな。

まさに火襷の特徴が生かされた作品になったなあと、自画自賛。
こういうことがあるから、苦手でも続くのでしょうねえ。

陶芸の新作 ドーナッツ型の花瓶

20170603 ドーナツ花瓶 19㎝ DSC00990

(高さ15cm 幅12cm)

陶芸の近作は、筒状のドーナツ型の小型の花瓶。

インドに出かける前に釉かけして本焼をお願いしていたのですが、
ソバ釉を厚めに掛けて渋く仕上がりました。

野の花が似合いそうです。


乾山もどきの手鉢

20170308 乾山風 笹文様手鉢 21㎝ DSC06724

笹文様の手鉢。

数年前に造ったのですが、
生前のオフクロが気に入って愛用していました。
昨年亡くなったときに、遺品を整理していて再会、
「そういや、こんなのも造ったっけ」と、思い出しました。

直径15~6cm程度の、取っ手のついた小鉢ですが、
お手本にした乾山の手鉢は、白泥を吹きかけて
なんとも気品あふれる「雪見笹」の意匠…

これにも白泥を吹きかけたのですが、
焼きあがると雪模様」になるはずが、綺麗に雪が消えていて…
月とスッポンを通り越したデキですが、自分なりに気に入ってます。







強烈なエネルギーをいただいた草間彌生展

20170407 草間彌生 21㎝ Blog

東京国立新美術館の「草間彌生 わが永遠の魂展」に行ってきました。
予想を遙かに上回る作品のインパクトに圧倒されました。

宇宙の中の生命体、プリミティブな生命の躍動を感じさせる…草間彌生はスゴイなあ。


20170407 草間 太陽 1963 18㎝ 

すでに1963年作の「太陽」で、われわれの内面に潜む宇宙生命みたいなものを感じさせてくれる。

20170407 草間  かぼちゃ 1999 21㎝

代表的なモティーフ、「カボチャ」(1999年)の圧倒的な存在感。

20170407 天上よりの掲示 1989 21cm

草間芸術のもうひとつのシンボル水玉の大作「天上よりの掲示」1898年作。

20170407 草間彌生展 21㎝ DSC08106

圧巻は、大きな会場いっぱいに展示された「わが永遠の魂」連作130点。
2009年から制作開始された新シリーズで、すべて今回初公開。
写真撮影ができるのもうれしい。

高さ5mの天井までギッシリ並べられた2m大の作品群が、
会場に置かれた2つのオブジェと一緒に、
「宇宙に生きる人間」について語りかけてくるようです。

20170407 草間 2 18㎝ DSC08126

20170407 草間 18㎝DSC08122

20170407 草間 5 18㎝ DSC08125

20170407 草間 4DSC08116

20170407 草間 3 18㎝DSC08121

興味深かったのは、
130点のうち、私の心に響いた、上に掲げたような作品は、
ほとんどが「死」をテーマにしたものだったこと。
老い先短いドラムスコにとって、生より死に共感を覚えちゃうのかなあ。


20170407 草間 鏡の部屋 21㎝ 127

さらに別の新鮮な驚きは、「無限の鏡の間」。
部屋に入ると、自分が草間ワールドに迷い込んでしまったかのような錯覚に。

おどろおどろしいポップな前衛芸術家、という先入観を吹き飛ばす
クリエイティブな空間に、感動のドラムスコでした。

5月22日までやってます。おすすめです。 
(火曜日休館 5/2はやってるそうです)



陶芸の新作 花絵小皿3枚

20170217 花絵小皿 21㎝ DSC05265

陶芸遊びの新作は、菖蒲の花絵柄の小皿3枚。
不透明の釉薬を中央部分に流しかけ、さらに透明の釉薬を全体にかけ、
下絵と釉薬の上からもう一度絵を加えて焼きました。
同じ鉄絵でも、下絵と上絵で色の違いが出て、面白い景色に。


20170217 花絵小皿2 21㎝ DSC05279

不透明の釉薬がちょっと厚めにかかったところを、下絵を出すために引っかいたりして…

20170217 花絵小皿 21cm DSC05277

20170217 花絵小皿3 21㎝ DSC05283

意図通りだったり、まるで違う仕上がりだったり…
焼き上がっててみないとわからない効果。
これだから陶芸はやめられませんねえ。