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乾山もどきの手鉢

20170308 乾山風 笹文様手鉢 21㎝ DSC06724

笹文様の手鉢。

数年前に造ったのですが、
生前のオフクロが気に入って愛用していました。
昨年亡くなったときに、遺品を整理していて再会、
「そういや、こんなのも造ったっけ」と、思い出しました。

直径15~6cm程度の、取っ手のついた小鉢ですが、
お手本にした乾山の手鉢は、白泥を吹きかけて
なんとも気品あふれる「雪見笹」の意匠…

これにも白泥を吹きかけたのですが、
焼きあがると雪模様」になるはずが、綺麗に雪が消えていて…
月とスッポンを通り越したデキですが、自分なりに気に入ってます。







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強烈なエネルギーをいただいた草間彌生展

20170407 草間彌生 21㎝ Blog

東京国立新美術館の「草間彌生 わが永遠の魂展」に行ってきました。
予想を遙かに上回る作品のインパクトに圧倒されました。

宇宙の中の生命体、プリミティブな生命の躍動を感じさせる…草間彌生はスゴイなあ。


20170407 草間 太陽 1963 18㎝ 

すでに1963年作の「太陽」で、われわれの内面に潜む宇宙生命みたいなものを感じさせてくれる。

20170407 草間  かぼちゃ 1999 21㎝

代表的なモティーフ、「カボチャ」(1999年)の圧倒的な存在感。

20170407 天上よりの掲示 1989 21cm

草間芸術のもうひとつのシンボル水玉の大作「天上よりの掲示」1898年作。

20170407 草間彌生展 21㎝ DSC08106

圧巻は、大きな会場いっぱいに展示された「わが永遠の魂」連作130点。
2009年から制作開始された新シリーズで、すべて今回初公開。
写真撮影ができるのもうれしい。

高さ5mの天井までギッシリ並べられた2m大の作品群が、
会場に置かれた2つのオブジェと一緒に、
「宇宙に生きる人間」について語りかけてくるようです。

20170407 草間 2 18㎝ DSC08126

20170407 草間 18㎝DSC08122

20170407 草間 5 18㎝ DSC08125

20170407 草間 4DSC08116

20170407 草間 3 18㎝DSC08121

興味深かったのは、
130点のうち、私の心に響いた、上に掲げたような作品は、
ほとんどが「死」をテーマにしたものだったこと。
老い先短いドラムスコにとって、生より死に共感を覚えちゃうのかなあ。


20170407 草間 鏡の部屋 21㎝ 127

さらに別の新鮮な驚きは、「無限の鏡の間」。
部屋に入ると、自分が草間ワールドに迷い込んでしまったかのような錯覚に。

おどろおどろしいポップな前衛芸術家、という先入観を吹き飛ばす
クリエイティブな空間に、感動のドラムスコでした。

5月22日までやってます。おすすめです。 
(火曜日休館 5/2はやってるそうです)



陶芸の新作 花絵小皿3枚

20170217 花絵小皿 21㎝ DSC05265

陶芸遊びの新作は、菖蒲の花絵柄の小皿3枚。
不透明の釉薬を中央部分に流しかけ、さらに透明の釉薬を全体にかけ、
下絵と釉薬の上からもう一度絵を加えて焼きました。
同じ鉄絵でも、下絵と上絵で色の違いが出て、面白い景色に。


20170217 花絵小皿2 21㎝ DSC05279

不透明の釉薬がちょっと厚めにかかったところを、下絵を出すために引っかいたりして…

20170217 花絵小皿 21cm DSC05277

20170217 花絵小皿3 21㎝ DSC05283

意図通りだったり、まるで違う仕上がりだったり…
焼き上がっててみないとわからない効果。
これだから陶芸はやめられませんねえ。



陶芸の最新作 フチに穴をあけてみました

20170119 辰砂飾り穴小鉢 21cm DSC04015


淵に飾り穴を開けた果物用17cm径の中鉢。

釉薬に織部をかけたはずが、どうみても辰砂の酸化焼成の青色がかっている。
釉薬の名前が書いてある容器の蓋がズレていたのか?
はたまた、ボケていたのか…

もっとも、結果オーライ。
明るめの仕上がりで、りんごを剥いて盛り付けたら、
焼きむらが景色になって、いかにも美味しそう。


デトロイト美術館展

20170110デトロイト美術館展 18㎝DSC03483

デトロイト市の財政破綻で存続が危ぶまれたが、
市民の寄付で作品の散逸を免れた「奇跡の美術館」展に行ってきた。
今回は、印象派以降の名作52点と数は少ないが、日本初公開の作品もある。

20170110デトロイト美術館展 18㎝DSC03396


デトロイト美術館では、作品の写真撮影が自由だそうで、
今回の展覧会でも、月・火曜日に限ってノーフラッシュであれば撮影ができる粋な計らい。
もっとも、みんながカメラを構えるので、正面から撮影するには待つ時間がかかる。


20161108 デトロイト美術館展 ゴッホ自画像1887 18㎝
ゴッホ 自画像 1887

今回の人気作品はゴッホの自画像。小さな作品だが、きれいで確かに名品。

先日の「ゴッホとゴーギャン展」でのゴッホとゴーギャンの自画像より、存在感がある。


20161108 デトロイト美術館展 ゴーギャン 自画像 1893
ゴーギャン 自画像 1893

ちなみにここでも、ゴーギャンの自画像も出ていたが、これもよかった。

今回最も印象に残ったのは、ピカソ。


20170110ピカソ 読書する女性 1936 16㎝ DSC03448

特に、この「読書する女」(1936)。
画面がきれいで、キュビズム時代の秀作の一つだろう。

20170110ピカソ 肘掛椅子の女性 1923 18㎝ DSC03450

この「肘掛椅子の女性」(1923)も、気品があって何とも好きな作品だった。

20170110 ピカソ 坐る女性 1960 18㎝ DSC03444

この「座る女性」(1960)は晩年の作品だが、ピカソ独特の気品が漂う。
ピカソはほかにも3点展示され、各時代の秀作がそろっていた。

20161108 デトロイト美術館展 ルノアール 座る浴女 1903 18㎝
ルノアール 座る浴女 1908

ルノアールのこの作品も、ボリューム感があってなかなかの秀作。

20161108 デトロイト美術館展 セザンヌ 夫人像 14㎝
セザンヌ セザンヌ夫人像 

セザンヌは4点あったが、この夫人像がまあまあ。

20161108 デトロイト美術館展 マチス 窓 1916 18㎝
マチス 窓 1916

期待していたマチスは3点、まあまあ。

20161108 デトロイト美術館展 マチス ケシの花 1919 18㎝
マチス ケシの花 1919


20161108 デトロイト美術館展 モジリアニ 帽子をかぶった若い男性 1919 16㎝
モジリアニ 帽子をかぶった若い男性 1919

20161108 デトロイト美術館展 モジリアニ 1917 16㎝ 500_45855205
モジリアニ 女性像 1917

期待していなかったモジリアニは、なかなか良い作品だった。
特に「帽子をかぶった男性」のデリケートな表情が印象的。

20170110 モネ グラジオラス 21㎝ DSC03376

モネのグラジオラス(1876年)も好印象。

ほかにも私の最も好きなデュフィの静物画があったり、ベックマンやココシュカの作品など
作品が少ない割には見ごたえ十分。
1月21日まで開催しているので、お時間あればぜひ。




自作の釉薬で中皿を造ってみました

20161111 中皿 21㎝ DSC09191

素人陶芸の新作。
自分で調合した釉薬「織部」をかけた25cmほどの中皿。
釉薬のコバルトの量が少なめで、ちょっと薄めの仕上がりになりました。

20161110 中皿盛り付け例 21㎝DSC09214


何にでも使えそうです。
とりあえずは大きな昆布巻きを切って並べてみました。




ゴッホとゴーギャン展

20161118 ゴッホとゴーギャン展 ゴッホ自画像 1887 14㎝

20161118 ゴーギャン自画像 1885 15㎝

2年間、共同生活を送ったゴッホとゴーギャン。
その関係性を探る展覧会を観に、東京都美術館へ行った。

20161118 ゴーギャンの椅子 1888 18cm

ゴッホが、ゴーギャンとの生活を歓迎するためにあしらえた「ゴーギャンの椅子」

20161118 ゴーギャン 肘掛椅子のひまわり 1901 18㎝

ゴッホが自殺して4年後に描かれたゴーギャンの「肘掛椅子のひまわり」
会場の最後に展示されているのも興味深い。

20161118 ゴッホ 収穫 1888 22㎝13903320_

ゴッホが自分で「傑作」としていた「収穫」

20161118 アルルの洗濯女 ゴーギャン 18㎝

ゴーギャンの耽美的な「タヒチの牧歌」が対照的だが、写真が見つからないので、
ここでは「アルルの洗濯女」をご紹介。

20161118 ゴッホ 古い教会の塔1885 18㎝ gag107-gogh222222

20161118 ゴーギャン タヒチの3人 1899 21㎝

私は直情的でシンプルなゴッホよりも、耽美的で複雑なゴーギャンのほうが好きだが、
作品数は60~70点と少なくても、見ごたえのある展覧会だった。

それにしても思い出すのは、
2002年にパリで開催された「マチスとピカソ展」

2大巨匠のデッサンから油絵まで代表r的な作品を世界中から集め、
まずはよく似た角度の女性の2人のデッサンから始まり、
古典からキュービズムまで、似たような構図の絵を次々に展示、、
2人の特徴を見事に対比させた画期的な展覧会だった。

クソ暑い中、大行列を我慢して観たが、思わず口アングリ!大興奮の内容。
同じモチーフ、同じくらいのサイズの2人の絵を対照的に並べ、相違点がくっきり。
展示の最後は、ピカソがアトリエに終生飾っていたマチスの絵で終わる…
これまで見た展覧会で、文句なしにダントツだったなあ。

今回の2人展は、それとは比べようもないが、
後期印象派から独自の途を歩む2人の特徴がうかがえる好企画。
ぜひ一度足を運んでください。

ところで、…