注目のフレンチ「Nabeno-Ism ナベノイズム」に行ってみた


「Nabeno-Ism 」は、隅田川沿いにあるミシェラン2つ星のフレンチレストラン。
オーナーシェフ渡部雄一郎さんは、三ツ星の名門「ジュエルロブション」で21年のベテラン。
セーヌ川と隅田川、エッフェル塔とスカイツリーをイメージして、
浅草の蕎麦、最中、雷おこしの老舗とコラボした料理を生み出し、話題に。

ということで、ランチに行ってみました。

まずは、5種のコラボスペシャリティのアミュズ。

石川芋のフォンダンと塩ダラのミエット、
あらら、多重的で複雑な旨みの組み合わせ、始めて口にするけどおいしい

種亀最中のミニタルト。セップ茸パウダー,クリームチーズ、地鶏ハツのコンフィ、
ブラウンマッシュルームなどが複雑に交錯する旨み。2016年開業以来のスペシャリティ。

創業時からの1番バッターのアミュズだそうで
フランス食文化の核心となるバターと江戸食文化の雷起こしの組み合わせ。まあまあかな?

セグロイワシの酢漬けとフランス産塩バター、シャインマスカット、フヌイユのピンチョス

コールラビ(甘いカブ)の温かいスープ スモークサーモンと共に
ああ、フレンチの奥深い味、これがいちばん美味かったなあ。


“両国江戸蕎麦ほそ川”の蕎麦粉を炊き上げたそばがき、
奥井海生堂蔵囲い2年物利尻昆布のジュレとのアンサンブル、塩ウニ、おろしたて天城山葵と共に
これもほかでは味わえない渡部シェフのスペシャリティ。昆布のジュレとウニの競演、う、旨い!

なんと、豚耳のフライ。
ジャガイモのフォンダン、リンゴ、アンディーブ、オレイユ・ド・ポーのサラダ
サンマルスランのなめらかなクリームと丁子の香る赤ワインのエッセンス…これまたよそでは味わえないなあ。

岩手県産活ホタテ貝のポワレ、甘みを逃がさないために片面だけ焼き
師匠ロブション氏が造り方を知りたがった渡部シェフ自慢のソース、確かに旨い!

新潟県十日町市妻有ポークの低温1時間真空調理。コクがあって美味い!
ソースにもこだわり、塩漬けにした豚肉、車海老は頭と身、アルコールも純米酒、本味醂、ノイリー酒、コニャック、
仕上げにNabeno-sauce、肉醤、フランス産発酵バターでまとめあげたそう。

デザート1は、ブンタンのシャーベット。 実にさわやか。

デザートその2、発酵バターとギュウヒ。リンゴの各種のケーキ。
やさしくて、粋なおいしさ。

日本堤 バッハコーヒーと駒形をイメージした小菓子
ヌガー 、マカロン、カヌレ ド 、フィナンシェ、ショコラ…お腹いっぱいで食べられません。
いやもう、これでもかと、ナベシェフのスペシャリティが繰り出され、
どれもこれも、「旨い、旨い」の連続の素晴らしいレストランでした。
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