Contents
【天下の妄想】 喫煙天国
酒も女も
煙草もやめて
百まで生きた馬鹿がいる
同じ馬鹿なら、煙草吸わなきゃソンソン…

先日読んだ雑誌(WILL1月号)で、
順天堂の医学部名誉教授、弁護士等4人による
「煙草の害など微々たるもの、
身体に一番悪いものは、仕事
二番目が結婚生活」
という座談会を収録していた。
そして重大な事実が明らかに!
●喫煙人口が80%から20%と激減する中で、
肺がん患者が64%増えている
●副流煙被害の根拠となるデータがデタラメで、
科学的な因果関係は認められない
にもかかわらず、
喫煙者を、周囲を肺がんに巻き込む犯罪人のごとく扱います。
ところが、法律上は、
喫煙権は基本的人権として最高裁で認められたが、嫌煙権は法律上存在しない。
まるで逆です。
しかも喫煙の効用として
●脳内にドーパミン・メロトニンが出てリラックス効果促進
●喫煙者はパーキンソン病にかかりにくく、インフルエンザにも強い
●自殺者が圧倒的に少ない
ということが科学的に証明されているそうです。
清教徒というか、ピューリタニズムというか
正義の味方的な主張は、実は胡散臭い…
むかし禁酒法によって、かえってギャングが勢力を伸ばしたように、
アメリカン正義の中には、子供ぽいものも少なくありません。
先日も、タイに行ったとき、
ホテルが全面禁煙になっていてビックリ。
もっとも部屋にはちゃんと灰皿がおいてありましたが。
喫煙は悪
と目を吊り上げる人たち
もちろん、嫌煙者に配慮した「分煙」には大賛成ですが、
東京や大阪の、発癌物質いっぱいの排気ガスのほうがよっぽど怖いのでは?
車を運転して自ら有毒ガスまきちらしておいて、
因果関係が科学的に証明されていない喫煙を目の仇にしないでほしいもの。
もっとも、この日本、
「喫煙室」が新幹線の車両の中にあったり、
空港の出発ロビーにも「喫煙コーナー」のあるカフェ…
居酒屋で全面禁煙なんて聞いたこともない。
「当店ではどこでも煙草を吸えます」と張り紙のある店もあるとか。
「東京の喫煙できるレストラン」なんて本も出版されている。
先進国の中では、喫煙者に対して「穏やかで大人の対応」の国です。
いい国に生まれたなあ…
煙草もやめて
百まで生きた馬鹿がいる
同じ馬鹿なら、煙草吸わなきゃソンソン…

先日読んだ雑誌(WILL1月号)で、
順天堂の医学部名誉教授、弁護士等4人による
「煙草の害など微々たるもの、
身体に一番悪いものは、仕事
二番目が結婚生活」
という座談会を収録していた。
そして重大な事実が明らかに!
●喫煙人口が80%から20%と激減する中で、
肺がん患者が64%増えている
●副流煙被害の根拠となるデータがデタラメで、
科学的な因果関係は認められない
にもかかわらず、
喫煙者を、周囲を肺がんに巻き込む犯罪人のごとく扱います。
ところが、法律上は、
喫煙権は基本的人権として最高裁で認められたが、嫌煙権は法律上存在しない。
まるで逆です。
しかも喫煙の効用として
●脳内にドーパミン・メロトニンが出てリラックス効果促進
●喫煙者はパーキンソン病にかかりにくく、インフルエンザにも強い
●自殺者が圧倒的に少ない
ということが科学的に証明されているそうです。
清教徒というか、ピューリタニズムというか
正義の味方的な主張は、実は胡散臭い…
むかし禁酒法によって、かえってギャングが勢力を伸ばしたように、
アメリカン正義の中には、子供ぽいものも少なくありません。
先日も、タイに行ったとき、
ホテルが全面禁煙になっていてビックリ。
もっとも部屋にはちゃんと灰皿がおいてありましたが。
喫煙は悪
と目を吊り上げる人たち
もちろん、嫌煙者に配慮した「分煙」には大賛成ですが、
東京や大阪の、発癌物質いっぱいの排気ガスのほうがよっぽど怖いのでは?
車を運転して自ら有毒ガスまきちらしておいて、
因果関係が科学的に証明されていない喫煙を目の仇にしないでほしいもの。
もっとも、この日本、
「喫煙室」が新幹線の車両の中にあったり、
空港の出発ロビーにも「喫煙コーナー」のあるカフェ…
居酒屋で全面禁煙なんて聞いたこともない。
「当店ではどこでも煙草を吸えます」と張り紙のある店もあるとか。
「東京の喫煙できるレストラン」なんて本も出版されている。
先進国の中では、喫煙者に対して「穏やかで大人の対応」の国です。
いい国に生まれたなあ…
【天下の妄想 9 】草食系男子をすでに17年前に予言!
最近「草食系」男子ということが話題になっている。
私は、すでに20年ほど前から、
「この頃の若い男はキンタマ抜かれたようなヤツが増えているのに、
その自覚がなさすぎる!」と憂いていたのだ!
1992年、マドンナが「X」という写真集をだしたとき、
(日本版↓では「SEX」となったようだが)

輸入本を職場に持ち込んだ若い男女が、「格好いい」とワーワーキャーキャー。
「どれどれ」と、その写真集を見た瞬間、私は叫んだ(らしい)。
(後々まで連中にそれを非難されて、イヤでも忘れなくなった)
「おまえら若い男どもがふがいないから、
男をなめきって、こんなばかばかしいものが世に出る!」
「だいたいマドンナも知性がなさすぎる!
女が男より強いのは、宇宙の法則だ。
それを、あたかも新しい主張のように、
男を睥睨してみせる
お粗末な思い込み、
そのドコがカッコウいいんだ!
いいワカイもんがウレシそうに見るな!バカタレ!」
「男たるもの、
女は猛獣で男より強いと分かったうえで、
悪戦苦闘をいとわず、ケモノとしての無駄な抵抗をやり続けなければ、
お前等は男に生まれた価値がねえ!
戦う前に、無条件降伏
なんて話にナラネエ!!
生きる美学がなさ過ぎる!
それなのに一緒にヘラヘラ喜ぶとは、
男はどんどん劣化していくだけだ!」
まあ、ざっとこんな義憤?を周囲にの賜ったようだ。
何のことはない、現在の「草食系男子」は
17年前にも跋扈していたことになる。
宇宙の創造者は、地球のオンナをあまりに強く創造したことを憂えて、
オトコをちょっと大きくして、身体能力だけは上になるようにしてくれた。
しかしオンナの生存能力や耐久力や気の強さでは、オトコは到底及ばない。
平均寿命はその証明!
カマキリなんか御用がすんだら、メスに食われちゃう。
マイケルジャクソンが急死したニュースをテレビで繰り返し見せられ、
ついでにPOPS QUEENとしてマドンナも紹介されて…
こんな妄想を繰り返し思い出すドラムスコでした。
私は、すでに20年ほど前から、
「この頃の若い男はキンタマ抜かれたようなヤツが増えているのに、
その自覚がなさすぎる!」と憂いていたのだ!
1992年、マドンナが「X」という写真集をだしたとき、
(日本版↓では「SEX」となったようだが)

輸入本を職場に持ち込んだ若い男女が、「格好いい」とワーワーキャーキャー。
「どれどれ」と、その写真集を見た瞬間、私は叫んだ(らしい)。
(後々まで連中にそれを非難されて、イヤでも忘れなくなった)
「おまえら若い男どもがふがいないから、
男をなめきって、こんなばかばかしいものが世に出る!」
「だいたいマドンナも知性がなさすぎる!
女が男より強いのは、宇宙の法則だ。
それを、あたかも新しい主張のように、
男を睥睨してみせる
お粗末な思い込み、
そのドコがカッコウいいんだ!
いいワカイもんがウレシそうに見るな!バカタレ!」
「男たるもの、
女は猛獣で男より強いと分かったうえで、
悪戦苦闘をいとわず、ケモノとしての無駄な抵抗をやり続けなければ、
お前等は男に生まれた価値がねえ!
戦う前に、無条件降伏
なんて話にナラネエ!!
生きる美学がなさ過ぎる!
それなのに一緒にヘラヘラ喜ぶとは、
男はどんどん劣化していくだけだ!」
まあ、ざっとこんな義憤?を周囲にの賜ったようだ。
何のことはない、現在の「草食系男子」は
17年前にも跋扈していたことになる。
宇宙の創造者は、地球のオンナをあまりに強く創造したことを憂えて、
オトコをちょっと大きくして、身体能力だけは上になるようにしてくれた。
しかしオンナの生存能力や耐久力や気の強さでは、オトコは到底及ばない。
平均寿命はその証明!
カマキリなんか御用がすんだら、メスに食われちゃう。
マイケルジャクソンが急死したニュースをテレビで繰り返し見せられ、
ついでにPOPS QUEENとしてマドンナも紹介されて…
こんな妄想を繰り返し思い出すドラムスコでした。
【天下の妄想8】 なぜ興福寺の阿修羅像は童顔なのか?
興福寺の阿修羅像が国立博物館にきている。
混雑を避けて、きのうハレムの練習の前に、17:30会場に到着、30分で鑑賞。
さすが待たずに入れたが、それでも阿修羅の周りには人だかりができていた。

4~5度目の対面だが、心の中に入り込んでくる。
正面の表情がいいなあ。何を憂いているのだろう?
しかめ眉、まなざしの強さ…凛とした何ともいえない魅力的な表情。
50年ほど前に、最初に見て衝撃を受けて以来、私のもっとも好きな仏像だ。
憂いのある童顔、これがなぜ「阿修羅」なのか?
阿修羅は、本来は戦闘心旺盛な戦いの神様のはずだが…
たとえば他の阿修羅像は、こんなに↓怖い顔だ。

これなら戦闘の神様もうなずけるのだが。
興福寺の阿修羅は、どうみても10代の少年だ。
鬼の形相が当たり前の阿修羅…この童顔は、画期的な表現だよねえ。

全体で150cmくらい、このあふれる気品。1300年前に造られたのに、いまに通じる造形力。
正面左の顔↓は下唇をかみしめ、鬱憤を必死に我慢しているよう。

右の顔は、怒りをこらえて腹の中におさめた顔に見える。

しかし後ろから見ると、十分に不機嫌だ。
これまでは、興福寺の宝物殿のガラスケースに入っていたから、この角度は初めて。

この仏像を作らせたのは、藤原不比等の娘、光明皇后。
ん、なるほど、発注者が女性だけに…
そして、ドラムスコの妄想がはじまるのでした。
お閑な方は、つづきを
混雑を避けて、きのうハレムの練習の前に、17:30会場に到着、30分で鑑賞。
さすが待たずに入れたが、それでも阿修羅の周りには人だかりができていた。

4~5度目の対面だが、心の中に入り込んでくる。
正面の表情がいいなあ。何を憂いているのだろう?
しかめ眉、まなざしの強さ…凛とした何ともいえない魅力的な表情。
50年ほど前に、最初に見て衝撃を受けて以来、私のもっとも好きな仏像だ。
憂いのある童顔、これがなぜ「阿修羅」なのか?
阿修羅は、本来は戦闘心旺盛な戦いの神様のはずだが…
たとえば他の阿修羅像は、こんなに↓怖い顔だ。

これなら戦闘の神様もうなずけるのだが。
興福寺の阿修羅は、どうみても10代の少年だ。
鬼の形相が当たり前の阿修羅…この童顔は、画期的な表現だよねえ。

全体で150cmくらい、このあふれる気品。1300年前に造られたのに、いまに通じる造形力。
正面左の顔↓は下唇をかみしめ、鬱憤を必死に我慢しているよう。

右の顔は、怒りをこらえて腹の中におさめた顔に見える。

しかし後ろから見ると、十分に不機嫌だ。
これまでは、興福寺の宝物殿のガラスケースに入っていたから、この角度は初めて。

この仏像を作らせたのは、藤原不比等の娘、光明皇后。
ん、なるほど、発注者が女性だけに…
そして、ドラムスコの妄想がはじまるのでした。
お閑な方は、つづきを
【天下の妄想7】桜は女性の人生そのものである!
今年は早そうだと思っていたら、寒い日がつづいて、この頃ようやく満開の桜。

しかし、毎年、何度見ても、飽きないなあ。
そして、桜をめでながら、いつもの妄想がはじまって…
桜は、女性の人生そのものだよなあ…
●つぼみのころ
寒さもちょっと緩んでくると、いつの間にか固いつぼみが膨らんで。
しかし、これが咲きそうでなかなか咲かないんだなあ。
◎開花から満開
サンザンじらせて、ようやく開花したかと思ったら、
あっという間に満開!
人気のソメイヨシノ、昼間は、ほとんど白に近いほんのりピンク色で、
清らかな楚々としたかわいらしさ。
ところが夜になって、照明でも当たろうものなら、一転して…

濃艶なお色気女に大変身!昼の印象とは大違い!
夜桜のトンネルを通ると、食われてしまいそうな肉食系の大迫力。
そういや、山桜は、ポテっとしてふくよかな、よかオナゴだな。
枝垂桜は、粋なおねえさん、そよ風に合わせて腰をちょっとクネクネさせて、もう!
昼桜も夜桜も、目に入ると思わず足を止める美しさ。
しかしながら、ソレはほんのひととき…
▲あっという間に乳母桜
あんなに艶やかだった桜も、満開からわずか数日で、あっという間に散ってしまって、
葉っぱがドンドン出てきて…なんだかみる影もなくなって。眺める人も少なくなって…
もっとも、乳母桜、葉桜こそいいという人もいなくはないけどね。
×数ヶ月過ぎると毛虫が…
葉っぱが茂ると、そこに毛虫が一杯ついて、下を通る人に落っこちてきたりして、
冗談じゃねえや!と、いつしか、桜の近くに人が寄りつかなくなります…
ああ、花の命は短くて…
女性のみなさん、石投げないで!
あなたのことじゃありませんてば、
モ、妄想ですってば。

しかし、毎年、何度見ても、飽きないなあ。
そして、桜をめでながら、いつもの妄想がはじまって…
桜は、女性の人生そのものだよなあ…
●つぼみのころ
寒さもちょっと緩んでくると、いつの間にか固いつぼみが膨らんで。
しかし、これが咲きそうでなかなか咲かないんだなあ。
◎開花から満開
サンザンじらせて、ようやく開花したかと思ったら、
あっという間に満開!
人気のソメイヨシノ、昼間は、ほとんど白に近いほんのりピンク色で、
清らかな楚々としたかわいらしさ。
ところが夜になって、照明でも当たろうものなら、一転して…

濃艶なお色気女に大変身!昼の印象とは大違い!
夜桜のトンネルを通ると、食われてしまいそうな肉食系の大迫力。
そういや、山桜は、ポテっとしてふくよかな、よかオナゴだな。
枝垂桜は、粋なおねえさん、そよ風に合わせて腰をちょっとクネクネさせて、もう!
昼桜も夜桜も、目に入ると思わず足を止める美しさ。
しかしながら、ソレはほんのひととき…
▲あっという間に乳母桜
あんなに艶やかだった桜も、満開からわずか数日で、あっという間に散ってしまって、
葉っぱがドンドン出てきて…なんだかみる影もなくなって。眺める人も少なくなって…
もっとも、乳母桜、葉桜こそいいという人もいなくはないけどね。
×数ヶ月過ぎると毛虫が…
葉っぱが茂ると、そこに毛虫が一杯ついて、下を通る人に落っこちてきたりして、
冗談じゃねえや!と、いつしか、桜の近くに人が寄りつかなくなります…
ああ、花の命は短くて…
女性のみなさん、石投げないで!
あなたのことじゃありませんてば、
モ、妄想ですってば。
【天下の妄想6】床に落とした食い物、あなたならどうしますか?
前回の妄想シリーズ、「潔癖自慢は人間を退化させる」のつづき。
私は常時、妄想グセがあるので、
3時のオヤツなどを口に入れるときでも、他のことを考えていることが多い。
で、当然のように、食い物をウッカリ床に落っことす。
自宅なら、娘のララがすぐさま片付けてくれるのだが、
問題は事務所での場合。
あっ!いけね。
根がケチなので、もったいないからと、
だいたいは拾って食う。
ただし、次のケースでは、さすがに口に入れない。
1 床が異常に汚い
2 濡れた食い物で崩れてしまった(ケーキとかメロンとか)
3 そばで人が見ている(後々、不潔過ぎると噂される)
せんべい、クッキーの類は、ちょっと拭けばまったく問題なし。
クライアントが持ってきた地元の薩摩揚げなんかも、好物だからOK。
これで60年以上、大きな病気もせずに元気にしていたのだから、
たまたま幸運つづき、ともいえないだろう。
ところが、他人の行動に目ざとい人がいるもので、
人知れずやったつもりでも、私の拾い食いの現場をちゃんと見ているから怖い。
そして「あの人なら当然!」と、だれも驚かないから、さらに怖い。
私は常時、妄想グセがあるので、
3時のオヤツなどを口に入れるときでも、他のことを考えていることが多い。
で、当然のように、食い物をウッカリ床に落っことす。
自宅なら、娘のララがすぐさま片付けてくれるのだが、
問題は事務所での場合。
あっ!いけね。
根がケチなので、もったいないからと、
だいたいは拾って食う。
ただし、次のケースでは、さすがに口に入れない。
1 床が異常に汚い
2 濡れた食い物で崩れてしまった(ケーキとかメロンとか)
3 そばで人が見ている(後々、不潔過ぎると噂される)
せんべい、クッキーの類は、ちょっと拭けばまったく問題なし。
クライアントが持ってきた地元の薩摩揚げなんかも、好物だからOK。
これで60年以上、大きな病気もせずに元気にしていたのだから、
たまたま幸運つづき、ともいえないだろう。
ところが、他人の行動に目ざとい人がいるもので、
人知れずやったつもりでも、私の拾い食いの現場をちゃんと見ているから怖い。
そして「あの人なら当然!」と、だれも驚かないから、さらに怖い。
【天下の妄想 5 】 潔癖自慢は退化につながる
先日テレビを見ていて、ある男性タレント(俳優?)が
電車のつり革に手を触れるなんてとんでもない。
ホテルの部屋のドアノブも触りたくないとのたまわっていた。
自分のナイーブな潔癖症を自慢し、精神の退化に気づいていない。
こういうタイプは、どんな場所でも不潔さを探しまくるもの。
ホテルのバスタブも、誰がどう入ったか分からないからシャワーにするという人もいるらしい。
私もシャワーの方が圧倒的に多いが、バスタブにお湯をためるのが面倒だから。

潔癖を自慢する方に、チョットおたずねしますが…
つり革やドアノブに触れるのはほんの一瞬だが、
無意識に息をして吸い込む空気は24時間、365日!と、少しでも考えたことがありますか?
健康のためといって、車の廃棄ガスいっぱいの都心を毎日走っている人も変です。
もしほんとうに潔癖を求めるなら、大気汚染の東京から遠く離れて
アマゾンの奥地かヒマラヤの麓にでも住むべきだ。
それなら潔癖好みと言行一致する。
しかしこういうタイプは、えてして排気量の多い大型車を乗り回しているものです。
かつてメコン川をボートでさかのぼっていたときの話。
川沿いの小さな村に上陸したとき、強烈なスコールに見舞われ、
近くの小屋の軒下で雨宿りをするハメになった。

その家がたまたま漬物屋だったので、店頭を覗いてみると…
大きな漬物のカメ壷がいくつも並んでいる。
好奇心旺盛な私、当然、ドレドレと壷の中を覗いてみると、
どれもこれも発酵中なのだろう、表面はブクブク泡で覆われ
まるで別府の「ドロ地獄」温泉状態で、何の漬物かまるで見えない。
すると店番のおねえちゃんが嬉しそうに説明してくれ、
泥沼のようなカメ壷に手を突っ込んで取り出し、
うまいから食ってみろというジェスチャー。
当然、ありがたく味見。
ところが同行していた仲間たちは「ぎゃーっ」と悲鳴。
「信じられない、こんな不潔なものを口に入れるなんて!」
たしかにそのカメ壷の漬物は、とくに発酵がよくて
泥沼状態の底から泡がブクブクと沸いていた。
食った私、「いやあ、これうまいよ。野沢菜漬と同じ味だ」
雨宿りさせてくれたお礼にと、
50円分くらい買ったら、ドッサリ袋にいれてくれたが、一人では食いきれない。
しかし帰るバスの中で同行者にすすめたら、ほとんどが手を出さない。
「漬物は発酵食品だから泡が出ていて当然。
もし雑菌が入ったらすぐ腐って食えなくなるんだ。うまいよ」
と、知性(痴性?)あふれちゃうドラムスコ。
すると数人が、ほんのカケラをおそるおそる口に入れて「あれ、意外にうまい」。
ひとりが、もうちょっと食いたいと、さらに1~2片。
ところがそのご当人、夕方から激しい下痢になってとまらず、帰国後、病院に行ったという。
あとでみんなから怒られること怒られること!
「だってムシャムシャ食った俺は何の異常もないんだもの」
「あんたの胃が異常なだけっ!」
まあ旅の疲れで体調を崩すことはよくある。
そんなときに「気色悪いものを食った」という思いが導火線になったのだろうか?
それにしても、人間ずいぶんひよわになったものだ。
泥沼のように見える漬物汁、というだけで不潔というのもねえ。
ゴキブリが一匹もいないレストランなんて、テーブルも食器も強力な殺虫剤マミレなはず。
見た目の清潔に慣れてしまって、不潔をいたずらに遠ざけて耐性を鍛えることなく、
人間が本来からもっていた抵抗力を退化させてしまっているのだろうか?
「潔癖」は「退化」につながる。
花粉症やアトピー症だって、むかしはなかったらしい。
人がさらにひ弱にならないためには、
もっと不潔さに鈍感であれ!
と妄想するドラムスコなのでした。
電車のつり革に手を触れるなんてとんでもない。
ホテルの部屋のドアノブも触りたくないとのたまわっていた。
自分のナイーブな潔癖症を自慢し、精神の退化に気づいていない。
こういうタイプは、どんな場所でも不潔さを探しまくるもの。
ホテルのバスタブも、誰がどう入ったか分からないからシャワーにするという人もいるらしい。
私もシャワーの方が圧倒的に多いが、バスタブにお湯をためるのが面倒だから。

潔癖を自慢する方に、チョットおたずねしますが…
つり革やドアノブに触れるのはほんの一瞬だが、
無意識に息をして吸い込む空気は24時間、365日!と、少しでも考えたことがありますか?
健康のためといって、車の廃棄ガスいっぱいの都心を毎日走っている人も変です。
もしほんとうに潔癖を求めるなら、大気汚染の東京から遠く離れて
アマゾンの奥地かヒマラヤの麓にでも住むべきだ。
それなら潔癖好みと言行一致する。
しかしこういうタイプは、えてして排気量の多い大型車を乗り回しているものです。
かつてメコン川をボートでさかのぼっていたときの話。
川沿いの小さな村に上陸したとき、強烈なスコールに見舞われ、
近くの小屋の軒下で雨宿りをするハメになった。

その家がたまたま漬物屋だったので、店頭を覗いてみると…
大きな漬物のカメ壷がいくつも並んでいる。
好奇心旺盛な私、当然、ドレドレと壷の中を覗いてみると、
どれもこれも発酵中なのだろう、表面はブクブク泡で覆われ
まるで別府の「ドロ地獄」温泉状態で、何の漬物かまるで見えない。
すると店番のおねえちゃんが嬉しそうに説明してくれ、
泥沼のようなカメ壷に手を突っ込んで取り出し、
うまいから食ってみろというジェスチャー。
当然、ありがたく味見。
ところが同行していた仲間たちは「ぎゃーっ」と悲鳴。
「信じられない、こんな不潔なものを口に入れるなんて!」
たしかにそのカメ壷の漬物は、とくに発酵がよくて
泥沼状態の底から泡がブクブクと沸いていた。
食った私、「いやあ、これうまいよ。野沢菜漬と同じ味だ」
雨宿りさせてくれたお礼にと、
50円分くらい買ったら、ドッサリ袋にいれてくれたが、一人では食いきれない。
しかし帰るバスの中で同行者にすすめたら、ほとんどが手を出さない。
「漬物は発酵食品だから泡が出ていて当然。
もし雑菌が入ったらすぐ腐って食えなくなるんだ。うまいよ」
と、知性(痴性?)あふれちゃうドラムスコ。
すると数人が、ほんのカケラをおそるおそる口に入れて「あれ、意外にうまい」。
ひとりが、もうちょっと食いたいと、さらに1~2片。
ところがそのご当人、夕方から激しい下痢になってとまらず、帰国後、病院に行ったという。
あとでみんなから怒られること怒られること!
「だってムシャムシャ食った俺は何の異常もないんだもの」
「あんたの胃が異常なだけっ!」
まあ旅の疲れで体調を崩すことはよくある。
そんなときに「気色悪いものを食った」という思いが導火線になったのだろうか?
それにしても、人間ずいぶんひよわになったものだ。
泥沼のように見える漬物汁、というだけで不潔というのもねえ。
ゴキブリが一匹もいないレストランなんて、テーブルも食器も強力な殺虫剤マミレなはず。
見た目の清潔に慣れてしまって、不潔をいたずらに遠ざけて耐性を鍛えることなく、
人間が本来からもっていた抵抗力を退化させてしまっているのだろうか?
「潔癖」は「退化」につながる。
花粉症やアトピー症だって、むかしはなかったらしい。
人がさらにひ弱にならないためには、
もっと不潔さに鈍感であれ!
と妄想するドラムスコなのでした。