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【こころの薬39】 短所より長所
2日のテレビ番組「カンブリア宮殿」に、すしざんまいの木村社長が出演した。
(写真↓は、12チャンネル「カンブリア宮殿」より)

彼とは、いつしか20年来の長いお付き合いになったが、
初めてお会いしたときは、築地市場の小さな海産物卸のちょっとヤンチャな経営者。
それが今では、年商150億円、中堅企業の名物社長だ。
規模にふさわしい貫禄も出てきちゃった。(ちょっと太りすぎだが)

私が関係している経営者グループのメンバーは、
規模は零細企業から大企業まで、年齢もバラバラで、それぞれが強烈な個性の持ち主。
その個性が人間的魅力につながり、全員がオーナー経営者という共通点がある。
さらにもうひとつの共通点は、
欠点是正より長所を伸ばすことに熱心なこと。
その中でも、木村さんはとくに際立っている。
以下ちょっと長くなるので、お閑な方だけお読みください。
木村さんは、いわゆる優等生タイプでは、まるでない。
いつもイタズラして怒られているが憎まれない、ヤンチャなガキ大将タイプ。
天真爛漫、無垢な童心、欠点丸出しで、失礼だがとても大学出には見えない。
前職は、実は、自衛隊のジェット戦闘機のパイロットというのも信じられない。
戦闘訓練中に、風防の欠片が目に入り、片目の視力を低下させ、
やむなくパイロットをあきらめビジネス界に入ったという経歴をもつ。
パイロットだったんだと実感したのは、
かつて一緒にオーストラリアを旅行していたとき、
ゴールドコーストで、遊覧飛行に乗ろうということになった。
地元の飛行場に行くと、オンボロ複葉機。
パイロットはうさんくさいオヤジ。まるで喜劇映画のロケのよう。
すると木村さんパイロットに「オレ宙返りがやりたい」と言い出した。
私は「冗談じゃない!一人でやって!」と通常のおとなしい遊覧飛行へ。
一方は、急上昇して急降下、キリモミそして何回も宙返り。ば、バカじゃないの!
終わっていわく「いやあ、楽しかった。もっとスピードがほしかったけど」だって。
なるほどジェット戦闘機乗りだったんだと、そのとき改めて思ったなあ。
それはさておき、
木村さんの事業への嗅覚は天才的。
まだ海のものとも山のものとも知れない半端な事業の中から、
「これはおもしろい」と思うものを片っ端から手がける。
パチンコ、プールバー、コンテナーカラオケ、弁当屋…
そして儲からなくなったらさっさとたたむ。
そのスクラップ&ビルドの連続は、優等生タイプではとうていできないだろう。
銀座の空き地を期間限定で借りてコンテナーを並べて、カラオケ村をはじめたとき、
経営者仲間で見学にいったこともある。(ここでもさっと儲けて、数年でたたんだが)。
中国に出かけてスシのガリを地元で作らせ輸入して大儲けしたり、
ロシアで大量のカニを買い付けたり、文字通り世界をマタにかけた行動力だ。
(もっとも、儲かると思えば手当たり次第、という側面もあったが)
欠点も少なくない。
そのいちばんは、人遣いの粗さ。
本人に少しの悪意もないのだが、新事業への意欲が先に立って
めまぐるしい事業転換に、周囲が追いついていけず定着しない。
だから、目の付け所がいいのに、惜しむらくは事業がいつまでも安定しない。
社長の本意を幹部に説明しようにも、独特の早口で、言語不明瞭で伝わりにくい。
前夜のテレビではかなり話し方に気を遣っていたようだが、
一般の視聴者は、3分の一くらいは聴き取れなかったのでは?
ところが、築地場外に24時間営業の寿司屋をはじめ、
ひとつの店で一日になんと500万円の売上をあげる大当たり、
事業資源を寿司屋に集中しだすと、みるみる成長していった。
そこで困ったのが、人。とくにスシ職人。
この世界は、修行第一、洗い場からはじまって材料切りに数年、すぐには握らせない。
急拡大に対応するには、旧来の職人頼りでは到底間に合わない。
そこで木村さん、すし職人養成の「喜代村塾」をつくり2年で一人前にする仕組みをつくった。
入って半年で、一応の基礎を身に着けると社員として採用、給料を出す。
そして下働きさせながら、短期に職人を養成していく。
また年齢を重ねるとともに、木村さんの周囲の人への対応も成熟していった。
そして木村さんの事業エネルギーが寿司屋にフォーカスされるようになると、
これまでアチコチに手を出していたバラバラなルートが一気に活きてきた。
スシネタの4割近くを占めるマグロは、地中海、北海、メキシコ湾…全世界からマグロ調達ネットを作り、
「マグロ大王」と呼ばれる存在になって、本マグロを格安で提供する独自の商品力につながる。
周囲の幹部も、社長の意図が見えるようになって、定着しだし
事業が安定して繁盛するようになったのだ。
だれでも自分の欠点に気づくと、それを直そうとしたり、隠そうとしがち。
私だって自慢できたものではない。
他人から欠点を指摘されようものなら、落ち込んだり、
中には腹を立て逆恨みする人もいる。
しかし短い人生、自分のエネルギーを浪費することはない。
多くの欠点を気にせず、長所を大きく伸ばす
欠点を直すより、長所を伸ばせとはよく言われるが、
木村さんを見ていると、つくずくそう思う。
ところで、最近の民主党政権は
短所を正すことに全エネルギーが注がれ、長所は何か、に目が行っていないようだ。
国労やあの日教組などの「被害者意識」の塊みたいな組織の影響だろうか?
むかし美濃部都政が東京の財政をあっという間に壊滅させたようなことにならなければいいが。
日本の欠点をあげつらうより、長所をのばせ!これこそ蛇足ですが。
(写真↓は、12チャンネル「カンブリア宮殿」より)

彼とは、いつしか20年来の長いお付き合いになったが、
初めてお会いしたときは、築地市場の小さな海産物卸のちょっとヤンチャな経営者。
それが今では、年商150億円、中堅企業の名物社長だ。
規模にふさわしい貫禄も出てきちゃった。(ちょっと太りすぎだが)

私が関係している経営者グループのメンバーは、
規模は零細企業から大企業まで、年齢もバラバラで、それぞれが強烈な個性の持ち主。
その個性が人間的魅力につながり、全員がオーナー経営者という共通点がある。
さらにもうひとつの共通点は、
欠点是正より長所を伸ばすことに熱心なこと。
その中でも、木村さんはとくに際立っている。
以下ちょっと長くなるので、お閑な方だけお読みください。
木村さんは、いわゆる優等生タイプでは、まるでない。
いつもイタズラして怒られているが憎まれない、ヤンチャなガキ大将タイプ。
天真爛漫、無垢な童心、欠点丸出しで、失礼だがとても大学出には見えない。
前職は、実は、自衛隊のジェット戦闘機のパイロットというのも信じられない。
戦闘訓練中に、風防の欠片が目に入り、片目の視力を低下させ、
やむなくパイロットをあきらめビジネス界に入ったという経歴をもつ。
パイロットだったんだと実感したのは、
かつて一緒にオーストラリアを旅行していたとき、
ゴールドコーストで、遊覧飛行に乗ろうということになった。
地元の飛行場に行くと、オンボロ複葉機。
パイロットはうさんくさいオヤジ。まるで喜劇映画のロケのよう。
すると木村さんパイロットに「オレ宙返りがやりたい」と言い出した。
私は「冗談じゃない!一人でやって!」と通常のおとなしい遊覧飛行へ。
一方は、急上昇して急降下、キリモミそして何回も宙返り。ば、バカじゃないの!
終わっていわく「いやあ、楽しかった。もっとスピードがほしかったけど」だって。
なるほどジェット戦闘機乗りだったんだと、そのとき改めて思ったなあ。
それはさておき、
木村さんの事業への嗅覚は天才的。
まだ海のものとも山のものとも知れない半端な事業の中から、
「これはおもしろい」と思うものを片っ端から手がける。
パチンコ、プールバー、コンテナーカラオケ、弁当屋…
そして儲からなくなったらさっさとたたむ。
そのスクラップ&ビルドの連続は、優等生タイプではとうていできないだろう。
銀座の空き地を期間限定で借りてコンテナーを並べて、カラオケ村をはじめたとき、
経営者仲間で見学にいったこともある。(ここでもさっと儲けて、数年でたたんだが)。
中国に出かけてスシのガリを地元で作らせ輸入して大儲けしたり、
ロシアで大量のカニを買い付けたり、文字通り世界をマタにかけた行動力だ。
(もっとも、儲かると思えば手当たり次第、という側面もあったが)
欠点も少なくない。
そのいちばんは、人遣いの粗さ。
本人に少しの悪意もないのだが、新事業への意欲が先に立って
めまぐるしい事業転換に、周囲が追いついていけず定着しない。
だから、目の付け所がいいのに、惜しむらくは事業がいつまでも安定しない。
社長の本意を幹部に説明しようにも、独特の早口で、言語不明瞭で伝わりにくい。
前夜のテレビではかなり話し方に気を遣っていたようだが、
一般の視聴者は、3分の一くらいは聴き取れなかったのでは?
ところが、築地場外に24時間営業の寿司屋をはじめ、
ひとつの店で一日になんと500万円の売上をあげる大当たり、
事業資源を寿司屋に集中しだすと、みるみる成長していった。
そこで困ったのが、人。とくにスシ職人。
この世界は、修行第一、洗い場からはじまって材料切りに数年、すぐには握らせない。
急拡大に対応するには、旧来の職人頼りでは到底間に合わない。
そこで木村さん、すし職人養成の「喜代村塾」をつくり2年で一人前にする仕組みをつくった。
入って半年で、一応の基礎を身に着けると社員として採用、給料を出す。
そして下働きさせながら、短期に職人を養成していく。
また年齢を重ねるとともに、木村さんの周囲の人への対応も成熟していった。
そして木村さんの事業エネルギーが寿司屋にフォーカスされるようになると、
これまでアチコチに手を出していたバラバラなルートが一気に活きてきた。
スシネタの4割近くを占めるマグロは、地中海、北海、メキシコ湾…全世界からマグロ調達ネットを作り、
「マグロ大王」と呼ばれる存在になって、本マグロを格安で提供する独自の商品力につながる。
周囲の幹部も、社長の意図が見えるようになって、定着しだし
事業が安定して繁盛するようになったのだ。
だれでも自分の欠点に気づくと、それを直そうとしたり、隠そうとしがち。
私だって自慢できたものではない。
他人から欠点を指摘されようものなら、落ち込んだり、
中には腹を立て逆恨みする人もいる。
しかし短い人生、自分のエネルギーを浪費することはない。
多くの欠点を気にせず、長所を大きく伸ばす
欠点を直すより、長所を伸ばせとはよく言われるが、
木村さんを見ていると、つくずくそう思う。
ところで、最近の民主党政権は
短所を正すことに全エネルギーが注がれ、長所は何か、に目が行っていないようだ。
国労やあの日教組などの「被害者意識」の塊みたいな組織の影響だろうか?
むかし美濃部都政が東京の財政をあっという間に壊滅させたようなことにならなければいいが。
日本の欠点をあげつらうより、長所をのばせ!これこそ蛇足ですが。










